2021.11.29
やさしい てがみのように いいにおいが こぼれました
そよそよ しんしん いいにおいが あたりにひろがります
うれしくて そっとわらったら こんどははなびらが こぼれました
はらはら ひらひら きれいないろが いつまでも いつまでも じめんにこぼれていきます
きっとこうして おおむかしから わたしたちは いいにおいと はなびらを
ちきゅうに ふりそそいでいるのね
くどうなおこ のはらうたより さざんかみえこ「ふりそそぐ」
朝、先生方と日課の外掃除をしていると、11月のことばあそび さざんかみえこさんの「ふりそそぐ」 の中に出てくるように、さざんかの花びらがひらひらそよそよと地面に落ちていました。「あら、いつの間に。」と思うほどつぼみが花開いていたので、各クラスに一輪ずつお届けしました。
「私達のお部屋から見えるね。」とくまぐみさん。
教室で、こどもたちに「このお花の名前が分かる人?」と尋ねると、首をかしげながら「バラ」「コスモス」と珍解答続出。
でも、『ふりそそぐ』の歌をワンフレーズ歌うと「え?さざんか!」「ほんとにいいにおい。」と、みんなうっとり。 実をいうと、先生達の中にも「あの花が、さざんかだったんですか。椿だと思っていました。」と言う人がいるくらい、さざんかと椿はよく似ています。見分け方は額から花ごと落ちるのが「椿」、花びらが一枚ずつ落ちるのが「さざんか」、香りがほとんどないのが「椿」、良い香りがするのが「さざんか」です。