9月に入り、長い夏休みが終わりました。夏休みといっても預かり保育で登園する子どもたちは多いので、始まる前はそんなに普段と変わらないのかな、と思っていたのですが、夏休み独特の時間の流れの中で、子どもたちはさまざまな刺激を得ていました。毎日の保育が混成クラスになったり、アーティストの小林雅子さんやシルバー人材センターと連携したジェイド飯塚アートワークショップ、飯塚高校(保育コース、保育同好会、まちLabo)とコラボしての理科実験や夏祭りプログラムなど、いつもと違う顔ぶれで、色んな活動を楽しみました。同窓会では、小学校1年生に上がった卒園生のお友だちが元気な姿で集まり、「新しい園長先生なの?」と声をかけてくれる子たちもいました。園児や保護者だけでなく、英語教室の小中学生、飯塚高校や短大等の研修生に高齢者まで、あらゆる方々が行き交う愛宕幼稚園ですが、特に新しい出会いに満ちた夏休みだったと思います。おうちで夏休みを過ごしたお友だちも、それぞれの場所で何かに出会い、特別な時間を過ごしたことでしょう。






この夏休みの始め、7月28日に地震が発生しました。犠牲になられた方々への哀悼の意をささげますとともに、今も苦しむ被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
飯塚の震度は3程度でしたが、確かな揺れを感じました。時間帯は16時半ごろ、ちょうど保護者のお迎えも入り混じっていました。いつもと違う混成クラス、避難訓練をやったことのない流動的な動きが多い時間帯。直感的に、これは大変なことになるかも、と思いながら園内を見回ると、どの教室でもしっかりダンゴムシのポーズで指示を待っている子どもたちの姿がありました。数多くの非日常が重なっても、子どもたちは皆、安全のために一番必要なこと―落ち着いて身を守り、周囲の状況を伺うこと―ができていました。普段のクラスでは、集団行動が得意な子もいれば、そうでない子もいます。でも、集団で日常を過ごす時間そのものは、誰にとっても無駄ではないと、改めて感じました。
愛宕幼稚園では今回の地震を受け、災害対応のガイドラインを、時間帯別の流れなど、より詳細なものへと改訂しました。これだけの動きができる子どもたちを前にして、安全を守る大人側はいっそう日頃から努力を重ね、改善を続けなくてはいけません。
そんな思いを胸にした折、8月には、外部委員の方から園への意見をいただく定例の評価委員会や、先生方の研修会もありました。評価委員会では九工大の安永学長をはじめとする委員の皆様とともに、「愛育」や「GLI(グローバル、ローカル、インディビジュアル)」などの園の基本理念を確認しました。愛情で土台を作り、世界や仲間との自分らしいチャレンジへ導くという愛宕幼稚園のコンセプトに深い共感をいただきつつ、それをさらに浸透させるべく様々なご助言をいただきました。研修会では、最新の保育理論や、新しいお歌・踊りを先生たちが楽しみながら学ぶ、貴重な時間を過ごすことができました。


園にとって学び多き非日常の夏休みが終わり、いよいよ新学期が始まりました。始業式では、教頭先生が「毎日を大切に、早寝早起きをして、ご飯をしっかり食べ、元気に過ごしていきましょう。」とお話しました。ギタリストの先生やイギリス人の先生も仲間に加わり、今学期はさらに毎日が楽しくなりそうです。かけがえのない日常を、ワクワクしながら大切に過ごしていきましょうね。
園長 嶋田吉朗
※9月12日のバザーにご協力いただいた保護者の方々、誠にありがとうございました。内容については後日改めてブログで取り上げる予定ですので、ぜひご覧ください。





