こんにちは、年長組です!今日はお茶教室体験に行ってきました☆
事前に、園では正座の仕方や真のおじぎ、お茶の心得である『和敬清寂』についてお勉強をしていました。
この『和敬清寂』の4つの文字には、1つずつ意味があり、
『和(わ)』・・・お友だちと仲良くしましょう
『敬(けい)』・・・お友だちも道具も大切にしましょう
『清(せい)』・・・心も道具もピカピカ綺麗にしましょう
『寂(じゃく)』・・・どんな時もあわてず落ち着きましょう
また、お茶教室は普段過ごしている教室ではなく、和室で行うため畳の縁や敷居は踏まないなど
もしかすると、ご家庭でもお約束をしっかりと守っていたお友だちもいたかと思います♪
そして今回のお茶教室では、課外授業にも来て下さっている裏千家学校茶道教授の多田宗俊先生に、
掛け軸に書かれている『和敬清寂』の意味や、お茶の美味しい点て方や飲み方、マナーなど
丁寧に優しく教えていただきました。
掛け軸のそばには、5月頃から咲き始める、端午の節句に飾る花『菖蒲(しょうぶ)』もあり、
長く真っすぐな菖蒲の花の草のように、みんなも元気いっぱいすくすくと大きく育ちますように。。。
との願いも多田先生より教えていただきました。また、そのそばにもこいのぼりの素敵なお香も。
素敵な着物を着て、凛として美しい多田先生のお話を、しっかり正座で一生懸命聞いていた子どもたち。
今年は、役員さん、クラス委員さんのお母様方にもお手伝いいただき、
まずはお茶の葉を実際に見せていただき、触ったり、匂いをかいでみて
「つるつるしてる!」「ちょっとまっちゃのにおいがするかも?」と興味津々!
続いて、お茶に合う和菓子をいただきました。
お茶教室のお菓子は山田饅頭の財津さんが、愛宕幼稚園の子どもたちのことを想って
完全オリジナルの和菓子を今回も製作して下さいました。
先ほど紹介した『菖蒲』の花をイメージしたお菓子です。
今年から、コロナウイルスも少しずつ落ち着き5類に移行したこともあり、
コミュニティセンターで美味しくいただきました。
黒文字を器用に使って半分にわり、
「わあ!きれーい!」「おいしそう♡」「くちのなかでとろける~!」とみんな笑顔に♡
その後は、茶筅を使い、自分でお茶を点ていただきました。
お茶を点てる時は姿勢を正して「おいしくなーれ!」の気持ちを込めて縦に茶筅を動かし
細かい泡が出てきたら最後は優しくのの字をかいて・・・
「みて!いろがかわったよ!」「あわがでてきた!」「まっちゃのにおいだ~♡」と盛り上がり、
両手で大事にお椀を持ち、準備をして下さった方、また世界には戦争をしている国があったり、自由に食べ物や飲み物も飲めない状況もある中、このようにお茶をいただけることに感謝の気持ちを持って「お点前ちょうだいいたします」と真のお辞儀で挨拶を行い、美味しくいただきました。
「おまっちゃおいしい~!」「ぜんぶのんだよ!」「おかわりしたいね!」と
自分で点てた”世界一美味しいお茶”に大満足の子どもたちでした♪
日本の文化を学ぶ貴重な体験ができた素敵な1日となりました。
ぜひご家庭でも機会があれば、実際にお茶を点ててみてくださいね☆
多田先生をはじめ、お手伝いしていただいたお茶の先生方、お母様方、
美味しいお菓子を作って下さった皆様、本当にありがとうございました。