僕が愛宕幼稚園で一番に思い出すのは、あの広い園庭です。毎日のように友達や先生方と、野球やサッカー、縄跳びや一輪車など、体をたくさん使って遊びました。早く園庭で遊びたくて、夜早く寝ていたのを思い出します。年少組さんから年長組さんまで、学年関係なくみんなで楽しくスポーツできるよう、先生が優しく遊んでくださいました。降園後も幼稚園から帰りたくなくて、迎えに来た母を待たせて閉門ギリギリまで遊んでいたように思います。まさにあの園庭が、僕の野球人生の始まりの場所です。年長組になる頃には、早く野球のクラブチームに入って野球をしたいと思うようになっていました。小学校の入学まで待ちきれず、4月1日に入部したのを思い出します。大学まで野球を続けられているのは、幼稚園時代の楽しい思い出があるからだと思っています。
もう1つ深く印象に残っているのは、毎日幼稚園から帰る前に、先生が「エルマーの冒険」という本を一日一章ずつ読み聞かせをしてくださっていた事です。毎日続きをワクワクしながら聴いていました。読書することの楽しさを教わり、幼稚園を卒園してからもたくさんの本を読むようになりました。
また、春は田植え、夏はスイミング教室、秋は稲刈りやハロウィンパーティー、冬はスケート教室など、たくさんあって全部は書ききれないのですが、季節を感じられる行事がたくさんあったなーと懐かしく思います。子供の頃は何も考えず、ただただ全力で楽しんでいたのですが、大人になった今振り返ると、季節ごとの楽しい行事を計画、準備するのは大変な事だったろうなと、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
英会話教室では、ネイティブスピーカーの先生に教えて頂きました。幼少期から英語耳を養う事ができた事は、僕の強みとなりました。大学受験の際も、とても役立ちました。
愛宕幼稚園での、これらの全ての思い出に共通する事は、楽しんでやっていたという事です。スポーツも勉強も全て先生方がたくさん褒めてくださり、失敗した時には励ましてくださったので、やらされるのではなく、いつもワクワクした気持ちでやっていたように思います。こうして愛宕幼稚園で僕の土台ができ、大学生になった今も全力で野球を楽しんでいます。
今回このような機会を頂いた事で、たくさんの愛宕幼稚園での出来事を思い出す事が出来ました。また当時の担任の先生が今も愛宕幼稚園にいらっしゃるとお聞きしたので、次回帰省する際には、ぜひ会いに行きたいと思っています。小さな後輩達とも一緒に遊ぶ機会があるといいなと楽しみにしています。