水筒の持ち方に気を付けましょう!

日常 2025.05.19

 昨年話題になった、水筒を持ち歩く子どもの転倒事故についてのニュースは、皆様も記憶に新しいことと思います。

 何件かの事故報告の中でも、内臓損傷のため集中治療室に入院したり、臓器の摘出に至るほどの重傷となったものもあります。

 園では「子どもたちの自立心をはぐくむ」という目的の下、「自分の持ち物は、自分で持ちましょう」と2歳児から、カバンとともに水筒も斜め掛けで自分で持つよう指導しておりましが、消費者庁や医師団からの注意喚起や、保護者様から水筒を斜め掛けにして登園させることへの不安をご相談いただいたケースもあり、今後水筒は、斜め掛けの際はお腹の前に水筒がこないように、身体の横やおしり側で斜め掛けする、2歳児さんはリュックに入れるのも可・カバンに装着するひもを短くしたり袋に入れたりして手に持つ と、いうかたちで登降園することも許可するようにいたしました。

 しかしながら、園外保育や教室を移動するときなど、どうしても手をふさぐリスクを避け、水筒を斜め掛けにして移動せざるを得ない場面も出てきます。そこで「水筒を持つときのお約束」を子どもたちとする時間を設けました。

 子どもたちは、「転んだ時に、水筒がお腹に強く当たって、病院に入院してお家に帰られなかったら大変だ。」と、真剣に聞いてくれました。

今日は、代表してライオン組さんの指導の様子をご紹介します。

モデルの子どもたちの名演技で、みんな納得!

水筒を、柔らかいお腹の前で持っていると・・・

あら、たいへん!転んだ時にお腹と地面の間に水筒が挟まって、お腹を強く打ってしまいました。

水筒を、お尻の方に回しておくと、転んでもお腹と地面の間にすきまができますね。

子どもたちとした「水筒を持つときのおやくそく」は、以下の2つです。

①水筒は、お腹の前ではなく、お尻の方で持つ。(転倒の際に腹部に当たらないように)

②水筒を持っているときには(転ばないように)走らない。遊具で遊ばない。

梅雨入りし、蒸し暑い日が続きますね。ご家庭でもお出かけの際、水筒を持ち歩くことが増えるかと思います。

ご家庭でも水筒の持ち方について、確認する機会としていただければと思います。登園の際はお家の方も一声かけたり、斜め掛け登園の方は水筒の位置に気を付けて登園してくださいね!

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