園長ブログ~10月の子どもたち:知らない誰かに届く声~

園長先生 2026.11.06

 一生懸命走る2・3歳児さんと、一生懸命それをスマホで追う保護者の方々。スタンドには、「がんばーれ!」と声を上げる年中・年長園児の姿もありました。23日は、初めての外部会場となる飯塚市総合体育館ならではの大観衆にドキドキしながら、年齢別運動会を立派に頑張った小さな姿を、みんなで見届けることができました。

 スタンドからの応援の声は、年長組が参加した20日の「消防祭り」でも聞き覚えがありました。飯塚市内のたくさんの幼稚園・子ども園が集まるこのイベントで、愛宕の子どもたちから急に上がった「がんばーれ!」の声。その先では、他園の知らないお友だちが、消防車と綱引きをしていました。

 愛宕幼稚園には290人近い園児がいて、保護者がいて、さらに夕方になると園の英会話教室に通う小・中・高校生が来ます。ニュージーランドからの3名の研修生、飯塚高校の実習生や地域活動の生徒、インターンの保育学生たち、シルバー人材センターの保育補助員の方々もいます。10月の誕生会には、タイの姉妹園IBSからのお客様、ジェーン先生も参加しました。広い園庭を囲み、どのクラスも見渡せる外廊下では、たくさんの人たちが行き交い、様々な声が聞こえてきます。だからこそ、愛宕幼稚園の子どもたちは自分たちの声が知らない誰かに届くことを、知っているのかもしれません。

 30日のハロウィン行事の朝、外廊下では子どもたちの大はしゃぎの声が響きました。全学年の園児たち、先生たちが趣向を凝らした仮装は壮観でした。私自身も不慣れながら、園にあった黒いドレスの袖を縛り、無理やりガウンとして被ってヴァンパイアになりました。子どもたちからは「なんで手が出ないの?」とだいぶん突っ込まれましたが、良い思い出になりました。写真撮影後にはハロウィンにちなんだゲームを楽しみ、最後には全園児がシルバー人材センターさんからご寄付いただいたお菓子を大喜びで受け取りました。

 その夕方には園を飛び出し、愛宕幼稚園英会話教室主催のハロウィンイベントを本町商店街で実施しました。英会話教室に参加している園児たちと小・中・高校生、飯塚高校の保育同好会・まちLabo、シルバー人材センターさん、立岩おやじの会さん、地域の子ども会の方々、商店街の皆さまにご協力いただいた大イベントになりました。子どもたちは、ゲームやお化け屋敷を楽しみながら、たくさんの人たちに自慢の仮装を見てもらい、声をかけていただきました。

 今年のハロウィンは、まだ続きました。31日「二子山部屋 がんばれ九州場所 激励イベント」にて、30名の年中・年長園児たちが仮装して、二子山部屋の力士の皆さまと本町商店街をパレードしました。ニコニコ顔の優しい力士の皆さまと、繋いだ手の大きさに驚きちょっと緊張気味の子どもたち。先導する飯塚高校吹奏楽部や関係者の皆さまも一緒に、たくさんの笑顔と喜びの声で、愛宕幼稚園の長いハロウィンを締めくくりました。

 子どもたちの「繋がる力」は、仲間や地域との関わりによって磨かれ、それが今いる場所の未来を明るく照らします。11月7日には、スタンドから声を上げていた年中・年長さんが走る番です。各学年の園外保育で地域に触れ、21日には「街なか学園祭」で再び商店街へ出かけます。今度はどんな声が、誰に届くでしょうか。

園長 嶋田吉朗

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